ミュージックステーション(2021-02-01)台湾語の童謡アルバム『海翁囡仔』
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皆様は、台湾語をご存知ですか?台湾語は、もともと中国大陸福建省で使われている方言で、「閩南語(閩:福建省の略称)」とも呼ばれています。およそ17世紀から漢民族の移住とともに台湾に伝来し、今は台湾最大の方言として、人々に親しまれています。ところで、実は台湾語は、世界の多くの方言のように、年齢層の低下につれ使う人が減少している傾向が見られます。
国立台湾師範大学が2020年12月に発表した調査によりますと、現在台湾の25歳以下の人口のうち、台湾語を流暢に話せる割合は、50%未満ということですよ。
そういった情勢を受けて、近年、政府を始め、台湾の各業界は、台湾語の伝承に力を入れてます。
今週は、そんな台湾語の伝承に少しでも力になりたいという思いから創作された、台湾語の童謡のアルバム『海翁囡仔』をお送りしたいと思います。
『海翁囡仔』の「海翁」は、台湾語の「クジラ」、そして「囡仔」は、子供という意味です。『海翁囡仔』は、「クジラの子」という意味です。
このアルバムには、台湾語の男性シンガーソングライター、感謝の謝、金へんに名前の名、そしてしめすへんに右と書く、謝銘祐さんが新しく創作した、11曲の台湾語の童謡が収録されています。童謡の特色である、かんたんな歌詞と覚えやすいメロディを持ちながらも、歌の内容はかなり興味深いなので、大人も楽しむことのできる一枚となっています。
さらに、このアルバムの発行会社は、そのYou Tubeチャンネルに、それぞれの歌の台湾語学習動画をアップロードしました。このアルバムに収録されている歌の歌詞には、どのような単語や表現が使われているのか。それはどういう意味で、どのように使うのかと、謝銘祐さんは自ら一曲一曲説明しました。これほどまで丁寧に台湾語を教えるアルバムは、これが初めてではないかと思うくらい、とても珍しいですよ。
※2月1日にご紹介した曲:
1.「海翁」(クジラ)
2.「放學的西北雨」(放課後の雷雨)
3.「阿媽變魔術」(魔法を使うおばあちゃん)
4.「囡仔伴」(幼馴染)
5.「九隻海翁」(9頭のクジラ)
(編集:曾輿婷/王淑卿)
300 قسمت