ミュージックステーション（2021-01-04）Matzka『回到原點』

ミュージックステーション

2021年初めてのミュージックステーションということで、皆様、あけましておめでとうございます！日本は、まだまだ年末年始の休み期間中なのでしょうか？台湾はといいますと、お正月と言ったら、やはり本番は、今から1ヶ月後の2月11日から始まる旧正月です。ところで、元日は中華民国の開国記念日で、国定休日。2日と3日は、土曜日と日曜日なので、今年は三連休でした。

1年の始まりには、台湾の原住民族、パイワン族の男性レゲエシンガー、Matzka（マツカ）による、気持ちが明るくなるレゲエの歌をお楽しみいただきましょう。

Matzkaは、パイワン族語では「火打石、怒りっぽい人」という意味です。1982年に生まれたMatzkaは、27歳の時に、友達とバンドを組み、ロック・フェスティバルで優勝したことをきっかけに音楽業界をデビューし、2015年、バンドの契約満了に伴い、ソロ活動を始めました。

バンド時代も、ソロ活動のときも、Matzkaは、レゲエに心酔していることで知られています。台湾ではまだまだマイナーであるレゲエの歌を広めるため、彼はレゲエに、原住民族の歌謡曲、ロックなど、様々な要素を取り入れようと試みて、Matzkaならではの独特な歌となり、台湾の音楽業界に新しい風を吹き込んでいます。

今週お送りするアルバムは、去年にデビュー10周年を迎えたMatzkaがそれまでの人生と日常生活に対する感想を振り返るアルバム『回到原点（Back to the Roots）』です。これは、十年間に色々経験してきたため、自分のあり方について疑問に思っていたMatzkaが、しばらく原点に戻り、初心を取り戻そうと決意して作ったアルバムです。

また、このアルバムのタイトルは、「新たなスタートを切る」という意味合いもありますから、新しい1年の始まりにピッタリではないかと思います。

※1月4日にご紹介した曲：
1.「No Way」
2.「繞」（Go Around）
3.「最好別再見」（See U No More）
4.「Be Okay」
5.「回到原點」（Back to the Roots）

（編集：曽輿婷／王淑卿）